飯田線の『ゲタ電』に乗って
2012年の夏休みは入笠山や中央アルプスへ
ハッチョウトンボ』を探しにいこう

ポンタとポッキー ローカル線の旅NO57

ハッチョウトンボ
ハッチョウトンボは、体長1?足らずの日本一小さいトンボです。このハッチョウトンボの生息する湿地は
1.栄養分のほとんど含まれていない滲みだし水が年中ある湿地
2.水量は多くなく、長期間停滞しない浅い湿地、
3.周囲に雑木の繁茂がなく、日当たりがよい湿地、
の3つの条件が必要です。
このような湿田には貴重な植物が生えています。例えば、サギソウ、トキソウ、モウセンゴケ、ミミカキグサなどが生育しています。
ハッチョウトンボ[実は駒ヶ根高原の裏名物?]
ハッチョウトンボは日本最小のトンボです。百円硬貨の直径とほぼ同じですから、その小ささがおわかりいただけるでしょう。このトンボ、もともと西日本に多い種類で、このあたりに棲んでいる
一群は、かなり特異な分布をしているそうです。昆虫に詳しい方々には、駒ヶ根高原は以前からハッチョウトンボの生息する所として知られていました。しかし町内でも、その生息場所はかなり限定されており、ごく狭い生息圏内で一生を過ごすと思われます。写真を撮ったある湿地帯から道路1本外れると、もうそこでは姿を確認できません。 成虫は5月の半ばには現れます。そのころの体の色はオス・メスともにオレンジに近い色(写真2)をしていますが、それから1ヶ月もたつと、オスは目まで真っ赤に変色します
(トンボ科 出現期:5〜9月体長:22mm)

[撮影奮戦記-ハッチョウトンボ編]
ハッチョウトンボの生息環境は、説明したとおりジメジメとした湿地帯です。
このような場所というのは、基本的に生命豊かな場所でもあるのです。主人公・
ハッチョウトンボを始め昆虫がたくさんいる。それをエサにするカエルも多い。
となると、カエルを食べに毒ヘビたちもやってきます。

中央アルプス駒ヶ岳の麓をはしるクモハ12
ハッチョウトンボは富士見高原の入笠山の入笠湿原にも必ず棲息しているとおもいます。今回は飯田線にゲタ電が走るという情報がジョナサンのメールにとどいたので、まずは電車を見る旅から始まりました。

JR東海は5月21日に飯田線の辰野〜駒ヶ根間でかつて同線などで活躍し、通称ゲタ電と呼ばれて親しまれた旧型国電の車両を臨時運行しました。1928年(昭和3年)製造の車両で、現役のJR車両の中で最古といい鉄道ファンには大変人気があります。ゲタ電の名前は『下駄履きのまま気軽に乗れる』ことからつけられたとされています。ゲタ電が全国から姿を消す中、同線では1983年(昭和58年)まで運行されてました。『飯田線のゲタ電』は大変有名でした。現在は伊那松島駅に1両大切に保管されています


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2000年6月1日製作 5月21日撮影 
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