さよなら信越線の旅

碓氷峠 熊の平.めがね橋編

ポンタとポッキーのローカル線の旅シリーズNO7 信越線 軽井沢〜横川より



軽井沢〜横川 国道18号碓氷峠.1997.9.2
碓氷峠はポンタとポッキーの散歩コース
(ジョナサンから車で2時間30分のドライブは途中、雄大な浅間山と妙義山の風景を楽しめます。)

信越線の軽井沢〜横川間には、有名な碓氷峠があります。昔はアブト式という特殊な牽引方式でこの急勾配を克服したのです。ですから軽井沢〜横川間には、煉瓦造構造物が今もたくさん残っています。そして煉瓦造構造物を含む線路跡の一切が、日本の近代化に貢献したとして、『近代化遺産』としてははじめて国の重要文化財に指定されました。


1997.9.2 熊の平にて
旧線跡を歩く

開通当時の碓氷旧線には、主要な土木構造物として、トンネル26カ所、橋梁18カ所、カルバート20カ所のほか、切り土や盛り土など土の構造物がありました。また歯軌条区間では平行する国道との平面交差はなく、立体交差の跨線道路橋が2カ所ありました。現在、重要文化財に指定された廃線敷には、そのうち、トンネル10カ所、橋梁5カ所、カルバート5カ所、が含まれています。


特急あさま14号
1997.9.2 熊の平にて
橋梁とカルバートとは?

どちらも橋ですが、径間によって区別します。碓氷線構造物では、径間15フィート以上のものを橋梁,10フィート以下のものをカルバートと分類していました。特に有名なのは、第九、第十トンネル間にあるカルバートは、煉瓦造りの半円アーチで径間1,8メートルの小さなものですが、色合いの異なる煉瓦を巧みに配置してあって、美しく仕上げてあります。当時の職人気質窺い知る事ができます。

碓氷第三トンネル

長さ78メートルの短いトンネルですが、国道の直ぐ近くにあって、よく見える入り口には、今は蔦がはってます。ピラスターと幅広い翼壁を持つ整った外観です。碓氷第四トンネルの石造の坑門と向き合っている出口坑門も石造となっています。


1997.9.4.
碓氷第三橋梁
めがね橋
碓氷第三橋梁(碓氷川橋梁)めがね橋

通称めがね橋は、径間18.3メートルのアーチ4連からなり、高さ31.4メートル 長さ91.1メートルで、日本最大の煉瓦アーチ橋です。この橋梁の設計者は、当時の建築師長パナウルと考えて良いでしょう。国道18号より碓氷川にそって歩きます。5分もしないで頭上に碓氷第三橋梁(碓氷川橋梁)めがね橋が現われます。碓氷川はびっくりするほど、奇麗で静かでした。たまに通過するEF63型機関車の重連の汽笛が,ブナ林の森に、鳴り響いていました。


1997.9.4.特急白山
めがめ橋にて
さよなら信越線の旅

今回のロケハンは、ジョナサンの夏が終了する、9月2日より9月4日までの3日間の内、2日間を使用してのんびりと撮影できました。昔ほど腕のないぶんは、カメラで補おうと思い、奮発してキャノンEOS55を購入しました。結果は御覧の通りですが、画像を大きく見せられないのが残念です。鉄道ファンでないかたも、軽井沢〜横川間を歩くことを、お勧めします。こんかいも沢山のそうした方達にあいました。とくに熊の平では、ナイスミドルの2人連れの方達が、鉄道見物に夢中だったのが印象的でした。

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写真 安藤 実 1997 9/2と9/4撮影
協力 松井田町教育委員会 群馬県碓氷郡松井田町新堀245
97/9/5/作成 2003/04/2更新 ジョナサン